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【最新版】『阪神ダート1400m基準タイム(イッコバタイム)』含水率・馬場状態別・クラス別・勝ち時計・前半3F・上がり1位着順・勝ち馬上がり・最速上がり分析

馬場状態は開催毎、年単位で大きく異なり、平均タイムも変わってきます。最新版の基準タイムからレースの優劣を判断することが出来ます。是非活用してください。

2022年10月08日~2025年9月28日の期間の集計です。

クラス別基準タイム一覧表

阪神ダート1400m|全クラス × 馬場状態 横比較表

クラス 馬場 勝ちタイム 前半3F 勝ち馬上がり 最速上がり 上がり1位 含水率 レース数
未勝利全体1:25.635.037.837.62.37.4%78
1:25.935.137.937.72.15.0%50
稍重1:25.634.937.937.72.19.5%14
稍〜重不1:25.134.937.637.22.611.8%28
重不良1:24.634.937.336.83.114.0%14
世代限定1勝全体1:24.934.737.437.22.86.2%14
1:24.934.637.337.02.95.1%10
稍重1:25.235.038.037.83.09.2%2
稍〜重不1:24.734.837.737.52.310.9%3
重不良1:23.934.637.137.11.014.4%1
1勝クラス全体1:24.834.837.236.92.56.1%43
1:25.034.837.537.12.54.1%30
稍重1:24.435.036.736.53.09.8%8
稍〜重不1:24.334.836.836.52.711.1%12
重不良1:24.234.436.836.52.013.6%4
2勝クラス全体1:24.234.637.036.63.07.1%31
1:24.334.736.936.43.04.6%20
稍重1:24.434.337.437.13.39.8%7
稍〜重不1:24.034.337.136.82.911.8%11
重不良1:23.434.536.636.32.415.2%4
3勝クラス全体1:23.934.736.536.32.47.0%14
1:24.134.836.636.42.14.6%9
稍重1:23.734.536.736.63.39.6%3
稍〜重不1:23.434.436.436.22.811.3%5
重不良1:23.034.436.035.82.013.9%2
オープン全体1:23.834.636.436.13.35.8%13
1:24.034.636.536.23.34.3%9
稍重1:23.534.536.236.23.09.1%3
稍〜重不
重不良

阪神ダート1400m|勝ちタイム(分秒)

クラス全体稍重稍〜重不良重不良
未勝利 1:25.6 1:25.9 1:25.6 1:25.1 1:24.6
世代限定1勝 1:24.9 1:24.9 1:25.2 1:24.7 1:23.9
1勝クラス 1:24.8 1:25.0 1:24.4 1:24.3 1:24.2
2勝クラス 1:24.2 1:24.3 1:24.4 1:24.0 1:23.4
3勝クラス 1:23.9 1:24.1 1:23.7 1:23.4 1:23.0
OP 1:23.8 1:24.0 1:23.5

阪神ダート1400m|前半3F(平均)

クラス全体稍重稍〜重不良重不良
未勝利 35.0 35.1 34.9 34.9 34.9
世代限定1勝 34.7 34.6 35.0 34.8 34.6
1勝クラス 34.8 34.8 35.0 34.8 34.4
2勝クラス 34.6 34.7 34.3 34.3 34.5
3勝クラス 34.7 34.8 34.5 34.4 34.4
OP 34.6 34.6 34.5

阪神ダート1400m 全クラス勝ちタイム推移(全体平均)

クラス 勝ちタイムイメージ
未勝利
1:25.6
世代限定1勝クラス
1:24.9
1勝クラス
1:24.8
2勝クラス
1:24.2
3勝クラス
1:23.9
オープン
1:23.8

※バーが長いほど「時計が速い」(クラスが上がるほど水準タイムが短くなる)イメージです。

未勝利戦

【未勝利】阪神ダート1400m・馬場別平均値

馬場レース数含水率前半3F勝ち馬上がり最速上がり上がり1位勝ちタイム
全体787.4%35.037.837.62.31:25.6
505.0%35.137.937.72.11:25.9
稍重149.5%34.937.937.72.11:25.6
稍重〜重不良2811.8%34.937.637.22.61:25.1
重不良1414.0%34.937.336.83.11:24.6

阪神ダート1400m|未勝利(馬場別・含水率)

馬場(含水率)前半3F勝ち馬上がり 最速上がり上がり1位着順勝ちタイム
全体(7.4%) 35.0 37.8 37.6 2.3 1:25.6
良(5.0%) 35.1 37.9 37.7 2.1 1:25.9
稍重(9.5%) 34.9 37.9 37.7 2.1 1:25.6
稍重〜重不良(11.8%) 34.9 37.6 37.2 2.6 1:25.1
重不良(14.0%) 34.9 37.3 36.8 3.1 1:24.6

世代限定戦1勝クラス

【世代限定1勝クラス】阪神ダート1400m

馬場レース数含水率前半3F勝ち馬上がり最速上がり上がり1位勝ちタイム
全体146.2%34.737.437.22.81:24.9
105.1%34.637.337.02.91:24.9
稍重29.2%35.038.037.83.01:25.2
稍重〜重不良310.9%34.837.737.52.31:24.7
重不良114.4%34.637.137.11.01:23.9

阪神ダート1400m|世代限定1勝クラス(馬場別・含水率)

馬場(含水率)前半3F勝ち馬上がり 最速上がり上がり1位着順勝ちタイム
全体(6.2%) 34.7 37.4 37.2 2.8 1:24.9
良(5.1%) 34.6 37.3 37.0 2.9 1:24.9
稍重(9.2%) 35.0 38.0 37.8 3.0 1:25.2
稍重〜重不良(10.9%) 34.8 37.7 37.5 2.3 1:24.7
重不良(14.4%) 34.6 37.1 37.1 1.0 1:23.9

1勝クラス

【1勝クラス】阪神ダート1400m

馬場レース数含水率前半3F勝ち馬上がり最速上がり上がり1位勝ちタイム
全体436.1%34.837.236.92.51:24.8
304.1%34.837.537.12.51:25.0
稍重89.8%35.036.736.53.01:24.4
稍重〜重不良1211.1%34.836.836.52.71:24.3
重不良413.6%34.436.836.52.01:24.2

阪神ダート1400m|1勝クラス(馬場別・含水率)

馬場(含水率)前半3F勝ち馬上がり 最速上がり上がり1位着順勝ちタイム
全体(6.1%) 34.8 37.2 36.9 2.5 1:24.8
良(4.1%) 34.8 37.5 37.1 2.5 1:25.0
稍重(9.8%) 35.0 36.7 36.5 3.0 1:24.4
稍重〜重不良(11.1%) 34.8 36.8 36.5 2.7 1:24.3
重不良(13.6%) 34.4 36.8 36.5 2.0 1:24.2

2勝クラス

【2勝クラス】阪神ダート1400m

馬場レース数含水率前半3F勝ち馬上がり最速上がり上がり1位勝ちタイム
全体317.1%34.637.036.63.01:24.2
204.6%34.736.936.43.01:24.3
稍重79.8%34.337.437.13.31:24.4
稍重〜重不良1111.8%34.337.136.82.91:24.0
重不良415.2%34.536.636.32.41:23.4

阪神ダート1400m|2勝クラス(馬場別・含水率)

馬場(含水率) 前半3F 勝ち馬上がり 最速上がり 上がり1位着順 勝ちタイム
全体(7.1%) 34.6 37.0 36.6 3.0 1:24.2
良(4.6%) 34.7 36.9 36.4 3.0 1:24.3
稍重(9.8%) 34.3 37.4 37.1 3.3 1:24.4
稍重〜重不良(11.8%) 34.3 37.1 36.8 2.9 1:24.0
重不良(15.2%) 34.5 36.6 36.3 2.4 1:23.4

3勝クラス

【3勝クラス】阪神ダート1400m

馬場レース数含水率前半3F勝ち馬上がり最速上がり上がり1位勝ちタイム
全体147.0%34.736.536.32.41:23.9
94.6%34.836.636.42.11:24.1
稍重39.6%34.536.736.63.31:23.7
稍重〜重不良511.3%34.436.436.22.81:23.4
重不良213.9%34.436.035.82.01:23.0

阪神ダート1400m|3勝クラス(馬場別・含水率)

馬場(含水率) 前半3F 勝ち馬上がり 最速上がり 上がり1位着順 勝ちタイム
全体(7.0%) 34.7 36.5 36.3 2.4 1:23.9
良(4.6%) 34.8 36.6 36.4 2.1 1:24.1
稍重(9.6%) 34.5 36.7 36.6 3.3 1:23.7
稍重〜重不良(11.3%) 34.4 36.4 36.2 2.8 1:23.4
重不良(13.9%) 34.4 36.0 35.8 2.0 1:23.0

オープン

【オープン】阪神ダート1400m

馬場レース数含水率前半3F勝ち馬上がり最速上がり上がり1位勝ちタイム
全体135.8%34.636.436.13.31:23.8
94.3%34.636.536.23.31:24.0
稍重39.1%34.536.236.23.01:23.5
稍重〜重不良0
重不良0

阪神ダート1400m|オープン(馬場別・含水率)

馬場(含水率) 前半3F 勝ち馬上がり 最速上がり 上がり1位着順 勝ちタイム
全体(5.8%) 34.6 36.4 36.1 3.3 1:23.8
良(4.3%) 34.6 36.5 36.2 3.3 1:24.0
稍重(9.1%) 34.5 36.2 36.2 3.0 1:23.5
稍重〜重不良(─)
重不良(─)

阪神ダート1400m|クラス別タイム徹底解析(時計だけで読むコース像)

阪神ダート1400mは、クラスが上がるほどはっきり時計が詰まるコースです。
バイアスや展開よりも、まずは純粋なクラス能力の差がタイムに素直に出るのが特徴です。

ここでは、集計したデータをもとに、未勝利〜オープンまでの全クラスを「タイム」だけで分解します。
ラップ構造や脚質ではなく、勝ちタイム・前半3F・上がりから、昇級の壁や馬場別の狙いどころを言語化していきます。


全体像:クラスが上がるごとに時計はどこまで詰まるか?

まずは各クラスの全体平均の勝ちタイムから、コースの「時計階段」を整理します。

  • 未勝利:1.25.6
  • 世代限定1勝クラス:1.24.9
  • 1勝クラス:1.24.8
  • 2勝クラス:1.24.2
  • 3勝クラス:1.23.9
  • オープン:1.23.8

未勝利とオープンを比べると、約1.8秒の差
ダート1400mとしてはかなり明確な階段で、

  • 未勝利 → 世代限定1勝で 約0.7秒短縮
  • 世代限定1勝 → 1勝クラスは 小幅(実質ほぼ同等)
  • 1勝 → 2勝で 約0.6秒短縮
  • 2勝 → 3勝で 約0.3秒短縮
  • 3勝 → オープンで わずか0.1秒

「1勝 → 2勝」「2勝 → 3勝」あたりに時計の壁がある コースだと言えます。
一方で、3勝とオープンは時計面ではほとんど地続きで、メンバー構成次第で簡単に入れ替わるゾーンです。


未勝利クラス|1.25.6(基準)

良馬場:時計の底はそこまで速くない

未勝利全体の平均は1.25.6、良馬場は1.25.9
前半3Fはおよそ35.1前後、勝ち馬の上がりは37.9前後で、全クラスの中で最も重いゾーンです。

特徴:

  • 前半3Fはそこまで速くなく、位置取り勝負よりも能力差で決まることが多い
  • 上がりは37秒台後半が標準で、36秒台前半〜中盤なら相当優秀
  • 良馬場の基準タイムは「1.25台後半」が一応の目安

重不良:時計だけ見ると“別物”になる

重不良に近い馬場になると、勝ちタイムは1.24.6まで短縮。
未勝利でも、馬場が軽くなればクラス上位と錯覚するような時計が出るゾーンです。

ポイント: 同じ未勝利でも、

  • 良馬場で1.25台半ば → 「標準レベル」
  • 重不良で1.24台前半 → 「馬場に乗った帳尻」の可能性大

タイムだけで即「昇級通用」と判断せず、含水率とセットで評価する必要があります。


世代限定1勝クラス|1.24.9

未勝利より0.7秒短縮。ただし世代限定ならではの“安定しない時計”

全体平均は1.24.9で、未勝利から約0.7秒の短縮
良馬場は同じく1.24.9で、前半34.6、勝ち馬上がりは37.3前後です。

  • 未勝利と比べると、前半がやや締まり、全体の底力が上乗せされるゾーン
  • ただし、まだ世代限定なのでメンバー差による時計のブレが大きい

重不良では一気に1.23.9まで短縮

重不良では1.23.9まで出ており、数字だけ見ると2勝・3勝クラスと混ざる時計帯です。
「世代限定 × 軽い馬場」= 時計の過大評価リスク があるゾーンと言えます。

昇級判断の目安:

  • 良馬場で1.24秒台前半〜中盤 → 1勝クラスでもすぐ通用レベル
  • 時計の裏に「含水率」「ペース」がどれだけ乗っているかを必ずセットで確認

1勝クラス|1.24.8

このコースの“標準クラス”

全体平均は1.24.8
良馬場の平均は1.25.0と、ごくオーソドックスな水準です。

  • 前半3Fは34.8前後で、未勝利・世代限定と大きくは変わらない
  • 差が出るのは上がりとラスト2Fの質

稍重〜重不良では1.24.3〜1.24.2

稍重〜重不良になると、

  • 稍重〜重不良:1.24.3
  • 重不良:1.24.2

良馬場からの短縮幅は0.7〜0.8秒程度
このあたりから、馬場が軽ければ2勝クラスの下位と時計が重なるゾーンに入ってきます。

昇級ラインの感覚:
良馬場で1.24.0前後が安定して出せるなら、2勝クラスの時計帯に近づいています。


2勝クラス|1.24.2(最初の大きな壁)

1勝クラスから一段階ギアが上がる

全体平均は1.24.2
1勝クラスの1.24.8から約0.6秒の短縮が必要です。

良馬場・稍重ともに1.24.3〜1.24.4あたりが中心で、
「1.24台前半を安定して刻めるかどうか」がこのクラスの鍵になります。

重不良では1.23.4まで突入

重不良では1.23.4まで時計が詰まり、3勝クラスとほぼ同レベルのゾーンになっています。
ここで注意したいのは、

  • 重不良で1.23秒台 → 「数字だけ見れば3勝〜オープン級」に見える
  • しかし実態は、馬場に助けられているだけのケースも多い

重い馬場で出た好時計を、良馬場の基準にそのままスライドしないことが、阪神ダ1400mでは特に重要です。


3勝クラス|1.23.9

2勝クラスとの“タイム差”は0.3秒

3勝クラス全体の平均は1.23.9
2勝クラスの1.24.2から約0.3秒の短縮が必要です。

  • 良馬場:1.24.1
  • 稍重:1.23.7
  • 稍重〜重不良:1.23.4
  • 重不良:1.23.0

良馬場でも1.24.1まで詰まり、
稍重〜重不良にかけて1.23秒台前半〜前半寄りが普通に飛び出します。

ここまで来ると、前半を速く行きながらラストも落とさない総合力が必須。
単純な差し脚だけでは足りず、ポジション取りのうまさも時計に反映されるゾーンです。


オープン|1.23.8(3勝クラスと“ほぼ地続き”)

数字上は3勝クラスとほぼ同等

オープン全体の平均は1.23.8
3勝クラスの1.23.9と、数字上はほぼ同レベルです。

  • 良馬場:1.24.0
  • 稍重:1.23.5
  • 重不良データは少なく、省略

ポイント:
時計面だけを見ると、3勝上位とオープン下位は完全に同じ土俵にいます。
そのため、

  • 「3勝クラスで1.23秒台前半」の実績 → オープンでも通用ライン
  • 逆に、オープンでも1.24秒台後半しか持っていない馬は、阪神ダ1400では分が悪い

昇級時に見るべき「時計の壁」まとめ

阪神ダ1400mのタイム構造だけに絞ると、昇級時の目安は次のようになります。

  • 未勝利 → 世代限定1勝:約0.7秒短縮
  • 世代限定1勝 → 1勝:ほぼ同等(クラス差よりメンバー差・馬場差が上)
  • 1勝 → 2勝:約0.6秒短縮(最初の大きな壁)
  • 2勝 → 3勝:約0.3秒短縮
  • 3勝 → オープン:0.1秒前後(時計面では地続き)

実戦での使い方:

  • 「同じ阪神ダ1400」で、前走と今回のクラスを横に並べ、何秒の短縮が必要かをざっくり見る
  • そのうえで、前走の馬場(含水率)と今回の想定馬場を比較し、「馬場でどこまで補えるか」を評価する
  • 特に、重不良で好時計 → 良馬場替わり のケースは、数字以上の上積みが必要になる

このデータを指数に落とし込むときのヒント

クラス別・馬場別に基準タイムを100として指数化するスタイルなら、阪神ダ1400mは非常に相性が良いコースです。

  • クラス × 馬場状態ごとの「基準タイム」を軸にする
  • そこから前後半バランス(前半3Fと勝ち馬上がり)でレース質を補正する
  • 重不良での好時計は、クラス補正をやや甘めにする(能力より馬場の比率が高い)

こうすることで、単純な持ち時計比較では見えない「クラス適性」を、阪神ダ1400mだけでもかなり精度高く拾えるようになります。


まとめ

  • 阪神ダート1400mは、クラス差が時計に素直に反映されるコース
  • 未勝利1.25.6 → オープン1.23.8 と、約1.8秒の明確な階段
  • 大きな壁は「1勝 → 2勝」「2勝 → 3勝」の2段階
  • 3勝とオープンは時計面ではほぼ地続きで、メンバー構成次第
  • 重い馬場での好時計は、必ず含水率とクラス基準に引き戻して評価する

このタイム構造をベースに、レース質指数と組み合わせることで、阪神ダ1400mだけでもかなり鋭い狙い撃ちができるはずです。

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イッコバ馬券師兼ホースマン
『指数×レース質』は最強の組み合わせだと気付いた |現役牧場スタッフ | 立川優馬サロン所属 | 一生競馬を楽しみ続けたい人 | 当ブログは、2020年10月から運営 | はじめは『イッコバの馬券道』 という名前だった |