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【最新版】『中山ダート1800m基準タイム(イッコバタイム)』含水率・馬場状態別・勝ち時計・前半3F・前半5F・勝ち馬上がり・最速上がり・上がり1位着順分析 

各競馬場、各コースの平均タイムを把握しておくことは予想の際の迷いを無くし決断を後押ししてくれる重要なファクターになり得ます。

2022年9/10〜2025年9/28までの中山ダ1800mのクラス別の勝ち時計・前半3F・前半5F・勝ち馬平均上がり・最速上がり平均・上がり1位平均着順を掲載します。

さらにそこから馬場状態別の平均タイムも掲載しています。

最新版の傾向としては覚えておいて損はありません。

記事後半で、条件別、含水率、馬場状態別平均タイムを載せてます

中山ダ1800mクラス別基準タイム一覧

中山ダート1800m|全クラス × 馬場状態 横比較表

クラス 馬場 レース数 含水率 勝ちタイム 前半3F 前半5F 勝ち馬上がり 最速上がり 上がり1位
未勝利 全体1906.6%1:55.637.563.439.038.82.0
1023.5%1:55.737.663.639.038.91.9
稍重538.6%1:55.237.563.439.038.81.8
稍重〜重不良8810.3%1:54.937.463.139.038.82.1
重不良3512.9%1:54.437.262.739.038.72.4
世代限定1勝 全体225.9%1:53.437.262.737.937.72.0
123.5%1:53.637.362.838.037.82.1
稍重89.0%1:53.437.262.737.937.81.9
稍重〜重不良108.9%1:53.137.262.637.937.62.0
重不良28.3%1:52.036.861.937.737.12.5
1勝クラス 全体956.1%1:53.937.362.838.338.02.7
643.7%1:54.237.362.938.438.02.8
稍重159.3%1:53.937.562.838.338.12.3
稍重〜重不良3111.0%1:53.437.462.638.137.82.4
重不良1413.2%1:52.737.262.337.837.52.6
2勝クラス 全体466.5%1:53.237.162.537.937.62.8
313.8%1:53.537.262.738.037.72.6
稍重59.5%1:53.136.662.038.037.72.2
稍重〜重不良1512.2%1:52.636.962.237.737.33.3
重不良1013.5%1:52.337.162.337.537.13.8
3勝クラス 全体286.0%1:52.336.861.937.737.32.5
173.7%1:52.636.861.838.037.52.6
稍重79.2%1:52.536.862.237.437.21.7
稍重〜重不良119.5%1:52.036.962.037.337.02.3
重不良410.1%1:51.136.961.737.036.73.3
オープン 全体166.5%1:51.936.861.837.236.83.0
92.7%1:52.337.062.237.236.83.2
稍重39.5%1:51.736.361.337.237.13.6
稍重〜重不良711.3%1:51.436.661.437.236.82.7
重不良412.6%1:51.136.861.437.336.72.3

📌 中山ダ1800は「ペース × 馬場 × 持続性能」で決まる特殊コース

中山ダート1800mは、国内ダートの中でも“最も時計を誤読しやすいコース”の1つです。 理由は明確で、前半5Fのペース強度が勝ち時計を大きく支配するため、 単純な馬場差ではレース質を説明できません。

つまり、基準タイム × レース質 × 馬場状態の3軸を並列評価できる舞台です。

🔎 結論|このコースで“速い時計”を出す条件

① 馬場よりも “前半5Fの速さ” が勝ち時計を決める

重馬場だから速いのではなく、 前半62秒前半〜61秒台に突入した時が「本物の速い時計」です。


② 未勝利は“馬場依存型”、上級ほど“ペース依存型”に変化

クラスが上がるほど、馬場差よりペース差が支配的になります。


③ 昇級後に通用する馬は「上がり37秒前半」を出せる馬

このコースは瞬発力よりも“持続力”。 37秒前半でまとめられる馬=昇級即通用ゾーン。

📊 クラス別 × 馬場別の“本質”を読む

以下では、単なる数字比較ではなく 「その時計が出た背景」まで読み解いたプロ向けの分析をまとめています。 —

◆ 未勝利|馬場が支配する“時計の揺れ幅が最大”のステージ

基準タイム:1:55.6 と全クラスで最も遅いゾーン。 理由はシンプルで、馬場の乾湿に時計が強く引っ張られるため。

馬場勝ちタイム前半5F読解ポイント
1:55.763.6時計は出ない。能力比較しやすい。
稍重1:55.263.4馬場が軽くなるだけで短縮。
稍重〜重不良1:54.963.1湿った馬場の恩恵が大きい。
重不良1:54.462.7ペースと馬場の相乗効果で時計短縮幅が最大。
未勝利は時計で能力を判断してはいけないコース。 馬場差>能力差で結果が変わる。

◆ 世代限定1勝|時計の「底」が見え始めるがまだ不安定

基準:1:53.4。 良馬場でも1:53.6前後が基準だが、 湿ると一気に1:52秒台へ突入する。

● 重不良(1:52.0) → 前半5F61.9 の高負荷持続戦=昇級即通用ゾーン

ここで「強い勝ち方」をした馬は、ほぼ次のクラスで好走します。

◆ 1勝クラス|最も“レース質の差”が綺麗に出る層

基準タイム:1:53.9

馬場時計前半5F重要ポイント
1:54.262.9能力比較の最適環境。
稍重1:53.962.8標準ペース。
稍重〜重不良1:53.462.6持続力型が強い。
重不良1:52.762.3昇級即通用ライン。
1勝クラスは時計の信頼度が最も高いため、 「基準タイム比較」の価値が最大化されます。

◆ 2勝クラス|ペース支配が鮮明になるレベル

基準:1:53.2

特徴は “馬場よりペースの影響が圧倒的に大きい”こと。

例) 重不良(1:52.3)でも前半62.3の緩い流れ → 時計はそこまで出ない。

逆に前半5Fが62秒前半に入ると、 馬場不問で1:52秒台前半まで加速する。

◆ 3勝クラス・オープン|持続力 × 坂耐性の総合力勝負

◆ 3勝クラス

  • 基準:1:52.3
  • 前半5F:61.7〜62.2
  • 上がり:36.7〜38.0

この層はレース質がオープン級。 前半から速い流れになりやすく、勝ち馬は持続力の塊。

◆ オープン

  • 基準:1:51.9
  • 61秒台前半のラップがザラ
  • 勝ち馬上がり:37秒前後

“速い馬”ではなく“強い馬”が勝つゾーン。 坂でブレない馬が抜け出す。

🧭 総括|中山1800を制する唯一の方法

① 時計は馬場ではなく「前半5Fの強度」が決める

② 未勝利は馬場依存、上級はペース依存へ変化

③ 強い馬=上がり37秒前半 × 高負荷に耐えるタイプ

📝 KTB式 × 中山1800 の相性が最強な理由

  • 馬場差が大きく、時計の“表層”が読みにくい
  • レース質が時計を作る=ラップ分析が重要
  • 持続力特化のコース形態で指数(基準タイム)が刺さる

特に、 基準タイム × ペース質 × 馬場含水率 の3軸で読む手法は、他の分析家では提供できない“唯一無二の視点”。

中山ダート1200m基準タイムもご覧ください。

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イッコバ馬券師兼ホースマン
『指数×レース質』は最強の組み合わせだと気付いた |現役牧場スタッフ | 立川優馬サロン所属 | 一生競馬を楽しみ続けたい人 | 当ブログは、2020年10月から運営 | はじめは『イッコバの馬券道』 という名前だった |