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【最新版】『中山ダート1200m基準タイム(イッコバタイム)』含水率・馬場状態別・勝ち時計・前半3F・勝ち馬上がり・最速上がり・上がり1位着順分析

各競馬場、各コースの平均タイムを把握しておくことは予想の際の迷いを無くし決断を後押ししてくれる重要なファクターになり得ます。

2022年9/10〜2025年9/28までの中山ダ1200mのクラス別の勝ち時計・前半3F・勝ち馬上がり・最速上がりの各平均タイムを掲載します。上がり1位馬の平均着順も掲載しています。

さらにそこから馬場状態・含水率別の平均タイムも掲載しています。

母数はかなり少ないですが、最新版の傾向としては覚えておいて損はありません

記事後半で、条件別、含水率、馬場状態別平均タイムを載せてます

クラス別タイム一覧表

中山ダート1200m|全クラス × 馬場状態 横比較表

クラス 馬場 レース数 含水率 勝ちタイム 前半3F 勝ち馬上がり 最速上がり 上がり1位
未勝利 全体1586.4% 1:12.234.337.637.42.6
943.7% 1:12.434.337.837.52.6
稍重378.5% 1:12.134.237.737.52.8
稍重〜重不良6410.3% 1:11.934.237.437.22.6
重不良2712.6% 1:11.634.337.136.92.4
世代限定1勝 全体217.3% 1:11.233.937.036.72.7
124.5% 1:11.434.037.036.62.8
稍重49.2% 1:11.133.737.236.73.0
稍重〜重不良811.5% 1:11.033.637.036.72.6
重不良413.9% 1:10.933.636.836.82.3
1勝クラス 全体846.6% 1:11.434.136.936.43.8
503.7% 1:11.534.137.136.53.9
稍重178.6% 1:11.534.336.836.64.1
稍重〜重不良3310.7% 1:11.234.136.736.23.7
重不良1613.0% 1:10.833.936.736.13.4
2勝クラス 全体545.9% 1:11.033.936.736.23.6
353.6% 1:11.234.036.736.23.7
稍重139.4% 1:10.933.836.836.23.8
稍重〜重不良1910.1% 1:10.733.736.636.13.6
重不良611.6% 1:10.333.636.336.03.3
3勝クラス 全体255.2% 1:10.533.736.535.93.6
193.6% 1:10.633.836.535.93.4
稍重29.5% 1:10.433.336.936.14.5
稍重〜重不良310.9% 1:10.033.236.736.24.7
重不良312.8% 1:09.933.636.235.74.3
オープン 全体167.3% 1:09.933.535.935.33.8
114.6% 1:10.233.536.135.53.9
稍重19.7% 1:09.933.836.034.73.0
稍重〜重不良513.2% 1:09.333.535.434.93.6
重不良414.1% 1:09.133.535.334.93.8

中山ダート1200m|勝ちタイム比較(第1段)

クラス全体稍重稍重〜重不良重不良
未勝利 1:12.2 1:12.4 1:12.1 1:11.9 1:11.6
世代限定1勝 1:11.2 1:11.4 1:11.1 1:11.0 1:10.9
1勝クラス 1:11.4 1:11.5 1:11.5 1:11.2 1:10.8
2勝クラス 1:11.0 1:11.2 1:10.9 1:10.7 1:10.3
3勝クラス 1:10.5 1:10.6 1:10.4 1:10.0 1:09.9
オープン 1:09.9 1:10.2 1:09.9 1:09.3 1:09.1

中山ダート1200m|前半3F比較(第2段)

クラス 前半3F
全体稍重稍重〜重不良重不良
未勝利 34.3 34.3 34.2 34.2 34.3
世代限定1勝 33.9 34.0 33.7 33.6 33.6
1勝クラス 34.1 34.1 34.3 34.1 33.9
2勝クラス 33.9 34.0 33.8 33.7 33.6
3勝クラス 33.7 33.8 33.3 33.2 33.6
オープン 33.5 33.5 33.8 33.5 33.5

〜基準タイム × レース質で「勝てる馬の条件」が明確に見えてくる〜
中山ダート1200mは「日本で最もタイム分析が効くコース」と言っても過言ではありません。 この記事では、“基準タイム × レース質”の考え方をベースに、 時計面だけの分析をして クラスが上がると何が求められ、どんな馬が通用し、どんな馬が苦しくなるのか を、わかりやすく解説します。

1|まずは基準タイムから全体像をつかむ

クラス別の平均勝ちタイムは次の通り。 クラス 基準タイム 未勝利 1:12.2 1勝 1:11.4 2勝 1:11.0 3勝 1:10.5 OP 1:09.9
基準タイムは「クラスごとに要求されるスピードの基準点」。 数字が縮むほど、レース全体のレベルが上がっていることを示します。
つまり “どれくらいのスピードがないと勝負にならないか” を教えてくれる指標です。 —

2|前半3Fは「その馬が戦える位置」に直結する

クラス 前半3F 未勝利 34.3 1勝 34.1 2勝 33.9 3勝 33.7 OP 33.5 中山1200mではスタート直後からハイラップ。 前半の差がそのまま 好位に付けられるかどうか に影響します。
0.2秒の差は約1馬身以上。 前半で置かれる馬は、どれだけ脚を使っても届きにくいコースです。

3|上がりは「直線の脚」ではなく“再加速力”を見る指標

中山1200mは直線が短いので、末脚比べにはなりません。 上がり時計は 3〜4角の減速 → 直線入口からの再加速 がどれくらいスムーズかを表します。
差し馬が台頭できるのは 「コーナーで減速しない or 再加速が非常に早い馬」 に限られます。

4|最速上がりは「クラスの天井速度」を表す

クラス 最速上がり 未勝利 37.4 1勝 36.4 2勝 36.2 3勝 35.9 OP 35.3 ここが最もクラス差が出るポイント。 OPの35.3という上がりは 未勝利や1勝の馬には出せない“速度帯”。 この領域に届く馬だけが上のクラスで勝負できます。 —

5|含水率でガラッと変わる脚質傾向

中山1200mは馬場状態によってレース質が大きく変わります。 ✔ 良馬場 → 前半が落ち着き、差しのチャンス増 → 上がり性能が重要 ✔ 稍重〜重不良 → 前半が速まり、時計も短縮 → 「止まらない先行」が圧倒的に有利 → 昇級馬が走りやすい条件に変化
特に稍重〜重不良は、 クラスが高いほどパフォーマンスが落ちにくい“上級馬有利”の馬場。

6|昇級初戦で通用する馬・しにくい馬

✔ 通用する馬
・基準タイムより速い持ち時計がある ・前半で置かれないスピードがある ・コーナー減速が小さい(上がりが安定) ・稍重〜重不良でパフォーマンスが上がる ・最速上がりとの差が小さい
✔ 通用しにくい馬
・基準タイムピッタリ or 遅い ・良馬場しか走らないタイプ ・上がりが37秒台後半〜38秒台 ・前半で置かれがち ・展開の恩恵がないと来ない

7|まとめ:中山1200mは「タイムで取れるコース」

中山ダート1200mは タイム分析が最も成果を出しやすい舞台。 ・前半の速さ ・再加速力 ・馬場によるレース質変化 これらが如実に数字として現れるため、 基準タイム × レース質の組み合わせ分析が最も役立つコースのひとつです。

中山ダート1800mの基準タイムもご覧ください、

中山1800mはこちら

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イッコバ馬券師兼ホースマン
『指数×レース質』は最強の組み合わせだと気付いた |現役牧場スタッフ | 立川優馬サロン所属 | 一生競馬を楽しみ続けたい人 | 当ブログは、2020年10月から運営 | はじめは『イッコバの馬券道』 という名前だった |